前回、WindowsPCにWSLを使って、Linux環境を構築しました。
今回は、このLinux環境を使って、jupyter notebookを使えるようにしていきます。
jupyter notebookとは
jupyter notebookとは、プログラムはもちろんのこと、その実行結果、履歴などを残すことができる今注目されているプログラム実行ツールです。
特に、AI関係や科学系のユーザが多い気がします。
jupyter notebookはオープンソースで高機能な上、ブラウザで起動することができるので、ビジュアル的にもとっつきやすいく、プログラミングに抵抗ある人でも比較的取り組みやすいです。
jupyter notebookのインストール
① Anacondaのインストール
まず、前提としてAnacondaを入れましょう。
Anacondaとは、Pythonに標準ではついてこないライブラリを簡単にインストールしてくれるディストリビューションのことです。勝手にパスを通してくれたり、関連するライブラリを一緒にインストールしてくれるので、インストール関係のエラーが起きにくいです。
Anacondaインストール関係のサイトはたくさんあるので割愛します。
② jupyter notebookライブラリをインストール
まず、前回構築したLinux環境を立ち上げます。
ここで以下のコマンドにより、現在の環境にインストールされているライブラリを確認します。
conda list
もし、コマンドがないといわれるときはAnacondaが正しくインストールされていないので、設定を見直し再インストールしてください。
次に、 jupyter notebookをインストールするために、次のコマンドをコピペして実行します。
conda install -c anaconda jupyter
上の画面のように、Proceed(続ける)([y]/n)?と出たら、「y」でインストールが開始されます。
基本的に、Pythonライブラリのインストール方法はこれと同じ要領です。
「conda install (ライブラリ名)」でインストールできない場合は、以下の記事を参考にしてください。
③ 実行してみよう!
コンソール画面で以下のコマンドを打つことで、サーバ上でjupyter notebookが起動します。
jupyter notebook
すると、画面に何やら色々出てきます。
英語を読んでいくと何やら、ローカル環境からnotebooksにアクセスしてブラウザ上でjupyter notebookが使えるようになったといわれています。
hhtp://~で始まるURLをコピーしてブラウザで開きます。(FireFox推奨です。)
これで、jupyter notebookが使えるようになりました。
まだ何もしていないけど、なかなかいいビジュアルじゃありませんか(笑)
次回以降、実際にjupyter notebookを使った簡単なプログラムを書きながら、jupyter notebookの使い方を解説していきます。
[…] なおpykepの最新バージョンは2.4.1です。pykepの公式サイトではライブラリの使用方法が記述されていますが、ver2.3以前のものだとサイトの説明と異なる部分があるので、ver2.4.1をインストールするようにしてください。また、インストールに失敗して他のシステムに影響を与えないように仮想環境を作ってから作業するといいと思います。仮想環境の作り方はこちらを参考にしてください。そのほかにも、Windowsで環境構築をする人は以下の記事も参考になるかもしれません。・WindowsPCでjupyter notebookを使おう!・[Windows10]WSLで超簡単にLinux環境を作る方法 […]