今の世の中のニュースとか見てると老後が心配になる人も多くなりますよね。昔の私は人生設計をめちゃくちゃ考えていました。何歳までに出世して、何歳で転勤して、何歳でリタイアして貯金はいくらで…といった具合です。会社員の人は入社の時、キャリアパスを考えなさいとか10年後どうなっていたいかとか聞かれますよね。こういったことに今まで真面目に考えていましたが、ふと「そんなこと今から考えても意味なくないか?」と思い始めました。
多くの人は、考えなくていいこと、考えても答えの出ないことで悩み続けて時間を無駄にしている気がします。
意味のある”考える”と意味のない”考える”
多くの大人は何でもかんでも、”考えなさい”と言います。でも、本当に考えなければいけない事柄ばかりなのでしょうか?
私は基本的に、意味のある”考える”と意味のない”考える”が存在すると思っています。
意味のある”考える”
ここでいう意味のある”考える”というのは、ゴールが見えておりきちんとした道筋を立てれば目標を達成できる時にするものです。
例えば、東京大学に合格するという目標があるとします。
その中で、
・毎日10時間勉強する
・自分は数学が苦手だから、計算問題を毎日5題解く。
・寝るときに記憶が蓄積するから、暗記は夜にやろう。
などと考えることは考える価値があります。
なぜなら、東京大学合格という明確な目標があり、それに向けての具体的な解決策があり、達成可能だからです。
意味のない”考える”
一方、意味のない”考える”は、目標がない、もしくは漠然としすぎている、現時点で達成できそうにない、のにしてしまうものです。
英語話せたらなんとなくかっこいいからとりあえず勉強しようと思いたったとします。
リスニング、リーディング、ライティングどれから始めればいいんだろう?苦手な分野からやるべきか、得意なところを伸ばすべきか、万遍なくやるべきか、などと考えるはずです。そして、そんな風に考えているうちに、別に英語できなくても良くない?、もっと他のことを頑張るべきと自分に言い訳して勉強をやめてしまう…そんな人も少なくありません。
さてどうしてでしょうか?それはいたって簡単で、明確な目標がない、達成した自分を想像できていないからです。英語を上達させて何がしたいのか、どのレベルまで上達させたいのかを考えるべきです。
今回の場合は、英語を話せる→外国人の彼女が作れる→じゃあどうするか→自分の気持ちが正確に伝わる告白フレーズとリスニングをまず頑張ろう!!
のようなストーリーはどうでしょう?具体的ですし、達成したら美女と付き合える。やる気が出そうです。
意味のない”考える”をする人は行動が遅い
経験上、意味のない”考える”をする人は行動が遅いです。そしていざ行動しても、その先でさほど継続もしてないのに、この勉強法は違うとかこの教科書はよくないとか言います。これでは上達しません。
このような人たちの思考は、「失敗したくない」、「効率的な方法ですぐにスキルを身に着けたい」というものだと思います。
しかし、初めから効率を重視している実践する前に、あれこれ比較したり意味のない思考をして、実践が遅くなります。
しかし、よく考えてみるとこの意味のない思考をしている間に、英単語の1つでも覚えたほうが、スキルは上がります。これに効率の良さはその人によって誤差があるので、実践を繰り返しながら自分に合った効率の良さを探していったほうが上達が早いです。
【百考は一践にしかず】です。
結論、意味のない”考える”を極力省くことが、自分の軸を作り時間を有効に使う秘訣です。
意味のない”考える”を減らす方法
意味のない”考える”を減らす方法、それは
・今自分がしたいことに集中する。
・一点集中する。
です。
人は興味のないことに頭を使えません。逆に自分の興味ある事なら様々なアイディアが出てきます。この世の中興味があることだけで生きていくことなんてできないという批判もあると思いますが、そう思う人はそれでもいいと思います。でも、インターネットが普及し、YouTube、SNS、ブログなどの働き方がある現在、そして今後AIがでてきて単純作業が置き換えられたら、本当に仕事になるのは興味ある事をエネルギッシュにやっている人たちだと思います。
そして、一点集中です。どんなに興味のあることでも、その数が多いと何から始めていいか迷ってしまいます。そしたら自分の中で一番優先順位の高いものに一点集中です。その得たスキルが次の学習をより効率よくし、スキルの幅を広げてくれます。かくいう私もこの一点集中に関してはなかなかうまくできていません。やりたいことが多くいっぺんにそのスキルが欲しいからです。もっと一点集中を意識して、効率よくスキルを得たいものです。
コメントを残す