会社を辞めるのはどの年代でも大きな分岐点になります。
そして会社を辞める際に誰もが通らざるを得ないのが、上司や会社への報告です。
現在では「退職代行サービス」などというものもあるようですが、多くの人は会社を辞める際は自分の口で伝えると思います。
実際、私も来年から大学院に進学するために、2ヶ月ほど前に会社に退職理由についてお話ししてきました。そのときの体験をもとに、「会社を辞める際の上司への伝え方」のポイントを解説していきます。
ポイント①: できるだけ早めに報告する
「次の転職先や進学先が決まったら、すぐに会社に連絡する。」
これがまず一番大切です。
もちろん、会社にいったら嫌味を言われるのではないかとか、周りの人にすぐ知れ渡ってしまうのではないかなど色々な不安があるとは思います。
しかし、会社からすると今後の人事関係やチーム編成などを考えると早めに言ってもらったほうが、退職を認めやすくなります。
あとは、次の職場が決まっているのに、1ヶ月も2ヶ月も内緒にしていると会社に不満があるのではないかと思われる可能性もあります。
一般的に退職の1ヶ月前までには、会社に伝えましょうと言われていますが、退職をするためには、本当にいろいろ面倒な手続きがあります。これらをスムーズに進めるためも可能なら2,3ヶ月前には直属の上司には相談しておいたほうがいいです。
ポイント②: 嘘はつかずに誠実に
嘘をついていいことは何もありません。
「どうせ今後一切関わらないし、嘘ついてもいいだろう」と思うかもしれませんが、意外と回り回って墓穴を掘ったりします。
なので、基本的には誠実に自分が思っていることを信頼できる上司に相談するのがベストです。
ポイント③: 会社への不満ではなく、自分のキャリアを退職理由にする
退職理由に会社の不満を言わないこと。これも大切です。
ポイント②で「嘘をつかない」というのなら、本当に会社に不満があって退職したい場合は、そのように伝えるべきでは??と思われるかもしれませんが、その場合でも会社の不満は言わないほうが無難です。(信頼のできる上司に相談した上で、上には黙っておいてくださいと頼むのはいいと思います。)
嘘をつかないと言うのは、会社の上司との関係が原因で退職したいのに、上司を持ち上げたりすることであり、その話題に触れなければ嘘にはなりません。
スムーズに退職するためには、今後どのように自分が活躍したいのかを、どのようなキャリアパスを描いているのかを堂々と話すと説得しやすいと感じました。
ポイント④: 嫌味を言われても、反論せず聞き流す
会社によっては退職に対してネガティブなことを言ってくる人がいます。
などなど言われるところもあるようです。(知人体験談より)
このような嫌味を言われても何も気にする必要はありません。真剣に聞いているふりをして、聞き流しましょう。この時のポイントは、相手の言っていることに違和感があっても否定せず、「確かにそう言った見方もありますね。心配してくださりありがとうございます。しかし、自分のキャリアを考え転職を決意したので頑張ります!!!」みたいな姿勢を見せておくことです。
相手としては悪い気はしませんし、そこまでの意思があるならしょうがないと思ってもらえるはずです。
ポイント⑤: 感謝の気持ちを伝える
最後に「感謝の気持ちを伝える」ことも重要です。
もし、会社の環境が悪くて退職したいと言う人でも、会社から多くの恩恵を受けているはずです。
・給料がもらえる
・先輩から仕事のやり方を教えてもらった
・他では経験できない現場で働かせてもらった
などなど、じっくり考えてみるといろいろあるはずです。
このときポイントなのは、良い面と悪い面を相対的に比較するのではなく、良い面だけを見ると言うことです。人間ですから良い面があってもそれ以上に悪い面があれば、総合的には「悪い」と判断してしまうのも無理はありません。
でも、良い面も必ずあるはずなので、そこをしっかり認識して素直に感謝を伝えて退職できれば、相手だけでなくて自分もスッキリした気持ちで次のステージに行けると思います。
以上、「会社を辞める際の上司への伝え方」に関するつのポイントでした。