最近ではSuicaをはじめ、manaca、ICOCAなど地域によってさまざまなICカードが発行され、電車、バスの乗降りが便利になっていますよね。
Suicaでバスを利用した時、たまに「チケットがつきました」という音を聞いたことありませんか?
なんとなく、ポイントがたまったのかなという感じだと思いますが、実際に何が起きているのか理解している人は少ないのではないでしょうか?
「チケットがつきました」の意味
ある特定のバスを利用した際に、1か月間の間に決められた金額の利用があれば、「特典バスチケット」というものが、ICカードに付加されます。
この「特典バスチケット」をゲットした時に、「チケットがつきました」というアナウンスが流れる仕組みになっています。
このチケットは、バスの運賃割引に使用することができます。
「特典バスチケット」の仕組み
では、「特典バスチケット」はどうすればゲットできるのでしょうか。
「特典バスチケット」をゲットするためにはまず、バスポイントというものを獲得する必要があります。
バスポイントとは、バスを利用した際の運賃1円に対して1ポイント付加されるポイントのことです。
ですから、ある人が片道230円のバスを往復利用した場合、その人のICカードに460バスポイントがたまります。
こうしてゲットしたバスポイントがある一定の基準に達すると、めでたく「特典バスチケット」に変換されます。
バスポイントと特典バスチケットの交換レートは下の図を参考にしてください。
上の図だけだとわかりずらい方は、いかに一例を紹介するので参考にしてください。
(例)Aさんが上の表のように12月バスを利用したとします。
12月10日までは正規の値段でバスを利用し、その利用額と同等のバスポイントがたまります。
しかし、12月20日に600円のバス利用をしたことにより、この月の合計利用額が1000円を超え、バスポイントも1000を超えます。この時、100円分の特典バスチケットが得られます。
しかし、このチケットがついたときに割引をされるわけではなく、あくまでも1000を超えた時には100円引き券をGETしただけです。
例えば、かつやで100円引き券をもらっても当日使うことができないのと同じです。
そして、12月30日にバスを利用した時に、本来ならば600円のところ、100円引きの500円で利用することができます。
このような流れで、月の合計が1000円、2000円、、、となると、自動的に割引が発生するのです。
しかし、1月に入ってしまうと、バスポイント、特典バスチケットは0になってしまうので、もし特典バスチケットがたまっている場合は、月末までに使うのがお得です。
といっても、このバスポイントや特典バスチケットを確認する方法がないので、こまめに家で利用分をexcelなどにメモするしかなさそうです。
調べてみて、なかなかお得なサービスでびっくりしました。
実際、「チケットがつきました」というアナウンスがあったとき、割引されているんだろうなと思ってはいましたが、まさか還元率10%以上だったとは…
頻繁にバス利用する方は、清算の際、運賃画面をしっかり見ておくと、少しハッピーな気持ちになれるかもしれませんね。
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