私たちの多くは「海は青い」というイメージを持っているでしょう。
でも、実際に海に行って海水をすくってみると、もちろん透明です。
それでは、海の青を作っているのは何なのでしょうか?
今回の記事では、「なぜ海は青いのか」を科学的に解説します。
海はなぜ青いのか
まず初めに前提知識として、水分子は赤い光を吸収するという性質を持っています。
この性質がなぜ起きるかについてはかなり専門的なため、理解していなくてもいいかなとは思います。
ただ、専門的に知りたい方、また自分の理解定着のために一応別記事として書きたいなと思っています。(現在作成中)
さて、上記のように海水の水分子は入射してきた太陽光の内、波長の長い赤系統の光を吸収する特徴があります。
すると、太陽光が海水中を通過する距離が長ければ長いほど、太陽光の中から赤系統の光が取り除かれ、相対的に青い色が支配的になります。
この青い光が海水中の浮遊物や海底面に反射し、目に届くことで私たちは海は青いと感じるのです。
一方で、紫色や藍色の光は波長が短いため、水によって吸収されないため人間の目には届いていますが、 人間の目はこのような紫外線領域に近い光にはほとんど感度がないため、認識することができません。
以上の説明の概略図を以下に示します。
まとめ
海が青く見える理由をまとめると次のようになります。
まとめ
海が青く見えるのは、
「太陽光が海水中を通る際、赤系統の光が水によって吸収され、青系統の光のみが海底や浮遊物に反射し、人間の目に届くため」
となります。
ん? 突然だけどなんで海って青いんだろ!?