総研大とは
総研大とは総合研究大学院大学の略称です。この大学には学部は存在せず、大学院からの入学となります。また、この大学は研究者の育成を目指すため、学部卒の人は5年一貫、修士卒の人は3年次編入が求められ、博士課程への進学が必須となります。(例外はありますが…)
総研大の一番の特徴は日本の研究機関(JAXA, 国立天文台, 極地研究所など)が持つ実験・観測施設を使用した研究が可能な点です。また、それらの研究機関に所属する教授陣に指導いただけるため、最先端の研究情報や海外との共同研究の機会も多いかもしれません。
今回私が受験した学科は物理科学研究科宇宙科学専攻ですが、その他にも文系理系問わず幅広い専攻があるので興味のある方は、総研大公式HPをご覧ください。→https://www.soken.ac.jp
宇宙科学専攻とは
総研大宇宙科学専攻は、JAXA宇宙科学研究所を拠点として研究を行います。研究できる分野は、宇宙理学、宇宙工学を問わず、観測や実験、理論系と幅広く行われています。
JAXAという日本の宇宙開発を先導する研究機関で研究できるということはやはり夢がありますし、宇宙関係の情報が集まりやすいです。そのような最先端で研究ができることはメリットだと思います。
しかし、いくら幅広い研究が行われているといってもあなたの行いたい研究が行われているかどうかはしっかりチェックしておいてください。JAXAへの憧れだけで入るのはやめたほうがいいと思います。研究内容については総研大宇宙科学専攻公式HPの教員紹介ページをご覧ください。→http://www.isas.jaxa.jp/sokendai/about/staff/
とここまで長々と書きましたが、おそらくこの記事を読んでくれている方は総研大宇宙科学専攻の受験を考えている方でしょうから「そんなこと知ってるよ。早く合格体験記を聞かせろ」と思っていると思うのでそろそろ始めます。
総研大宇宙科学専攻の院試
筆記試験問題の傾向
総研大宇宙科学専攻の筆記試験は以下の2科目です。
物理(90分): 古典力学・電磁気学を踏まえた設問を合計2題
現在は2016〜2020年の4年間分の過去問がこちらに掲載されています。解かなくていいので、ざっと4年分見てもらうと数学に関しては毎回似たような傾向があることが分かります。特に、線形代数(固有値・固有ベクトル系)、微積の基礎問題などが毎年出題されています。実際、私が受験した2020年にも固有値を求める問題、微積の基礎問題共に出題されていましたので、この辺は重点的に勉強する必要がありそうです。
しかし、2020年は過去4年と大きく傾向が変わった点がありました。それがこちらです。
・大問1にこれまで全く出てこなかった線形写像の問題が出た。
・微積の基礎問題がめちゃくちゃ簡単になった。
初めに大問1を見たときは、「終わった」と思いました。これまでの過去問の傾向を見て、線型写像の対策は不要と思い込んでいたためです。実際、この問題については全く何も回答しませんでした。本当に白紙です。笑
しかし、大問2,3,4はこれまでの傾向と大きく異なる問題はなく、落ち着いて解けば十分合格点に達するくらいのレベルだったと思います。特に、大問3に出題された微積の基礎問題10連発はおそらく30/100を占めていたと思うので、いかに基礎を落とさず得点を重ねられるかが問われた試験だったということです。
ただ、やはり2020年の試験の平均点は低かったでしょうね。
物理に関しては毎年同じような問題が出るわけではありませんが、大きくみれば力学の1問、電磁気1門が出題され、それぞれ前半は基礎問題、後半はやや応用問題という構成になっています。物理は年によってかなり難易度が変化する感じがします。また、力学、電磁気と言ってもかなり広い範囲から満遍なく出題される傾向なので、山を張ることはしないほうがいいと思います。
2020年の試験では、力学では探査機の地球離脱速度の計算や月での運動力学の問題が出ましたが、どれも教科書レベルの基礎的な問題でした。一方、電磁気学のほうは、サイクロトロン運動の問題が出ていました。これに関しては、一般的な電磁気をきっちり理解していれば解ける問題だと思いますが、初見の人は焦ったのではないかと思います(私です…)
院試の難易度
総研大宇宙科学専攻の筆記試験の難易度についてですが、客観的に見てそこまで難しいとは言えません。例えば、総研大の天文学科や東大などの試験問題と比較すると、基礎的な問題が多く難易度としては易しい部類に入ると思います。出題範囲も数学で言えばフーリエ変換や複素関数、物理で言えば統計力学、量子力学など難しい分野からの出題がないので対策自体は難しくないでしょう。
しかし、かといって全く対策をしないで受かるほど甘くもないので、しっかり対策をしてのぞみましょう。
私が行った試験対策については、以下の記事にまとめましたので、興味のある方は参考にしてください。(現在作成中です。しばしお待ちを!!)
面接対策・聞かれた質問
総研大宇宙科学専攻の試験には面接があります。全体の面接時間は15分(発表時間5分+質疑応答10分)です。
私の感覚ですが、試験全体の得点比率としては、筆記:面接=7:3と言ったところだと思います。だからと言って、面接対策を疎かにしていいわけではありません。もちろん筆記試験で満点近く取れるのであれば、面接対策しなくても全然合格できると思います。しかし、筆記試験がボーダーギリギリか少し下の場合はこの面接の印象が大きく影響します。
面接で見られている部分は以下のような点です。
・自分の将来像を描けているか
・資料が論理的に書けているか
本番では5分という短い時間の中で、自分のやりたい研究について説明しなければなりません。そうなると論理の飛躍が起きたり、単に自分がやりたいことだけを述べるような発表になる場合があります。これまでの先行研究の背景を踏まえ、自分が行いたい研究がどのようなメリットがあり、今後の宇宙開発や人類にどのように貢献しうるかというところまできちんと論理立てて説明できると良いと思います。
また、面接をする際、面接用の発表資料として以下の3つを提出することになります。
・プレゼン資料(powerpoint)
・プレゼン要約資料(word)
・志望理由書(word)
これらそれぞれの資料も合否に大きく影響すると思います。それぞれ論理構成をしっかり熟考して書くことをお勧めします。私の場合、それぞれの資料を最低5回は書き直しました。これらの資料を論理的に書くという能力は、今後の論文の要旨を書く能力を見極めるのに使われるようなので、しっかり対策して作れば研究者としての自分の適性をアピールできます。
では、どのようにこれらの資料を作っていくのがいいのでしょうか?私が意識していたのは、以下の点です。
・自分がやりたい研究がどの系譜の研究かを理解する
・その研究を通して、将来のキャリアパスを考える(現時点で)
受験者個人で行いたい研究内容が異なってくるので、具体的なアドバイスができず申し訳ないですが、各々上記に書いた点について自分のケースについて考えてみるといいと思います。ただし、面接対策や志望理由書の書き方に正解はありません。自分自身で試行錯誤して何回でも書き直すといいと思います。書き直すたびに自分の考えが洗礼されていくことが実感できると思います。
さてさて、実際の面接はどうだったかというと、コロナの影響でリモート面接になりました。これによって、資料を丸暗記しなくて良くなったのはとてもありがたかったですね。発表時間は5分と非常に短いので、ちょうど5分で発表が終われるように50回は練習しました。実際の面接でも4分58秒で終わることができました。これは練習すれば誰でもできることなので我慢してやったほうがいいです。一般的な学会で時間の超過はかなり嫌われます。面接官はJAXAの教授陣なので時間超過については厳しくチェックしていると思うので注意です。
そして面接の一番の関門が質疑応答です。
質疑応答はオンラインだということもあり、終始淡々と行われました。聞かれた質問としては主に次のようなこと。
・数値シミュレーションを行いたいということだが、現在までにそれに関連する経験はありますか?
・OOという研究をやりたいということですが、それに対しての具体的なアプローチはどういったものを想定していますか?(例えば、データ解析、理論研究、実験、機器開発など)
・昨日の試験の出来と反省点について述べてください。
・学生時代の研究やこれまでの社会人としての業務の中で、これからの研究に生かしていけるスキルはありますか?
・総研大以外にどこか大学院を併願していますか?
・行いたい研究に使用するデータは使用できることを指導教員と話し合いましたか?
私の場合は、質疑応答の対策もかなり行いました。具体的には想定問題を60問ほど考え、それに対する答えを用意し、指導教員の方に添削してもらいました。正直、自分が想定していた質問以上に鋭い質問はなくスムーズに面接を終えられた印象ですが、去年受けた先輩に聞くと「その研究意味あるの?」などの意地悪な質問もされたそうなので、自分の行いたい研究についてはしっかり意見を言えるようにしておいたほうが良さそうです。
自分の場合、社会人をやめて大学院進学を目指すという特殊なケースだったので、聞かれた質問に関しては一般の受験生に当てはまるかはわかりませんが、参考になれば嬉しいです。
総研大宇宙科学専攻を受験する上で絶対やっておいた方がいいこと
総研大宇宙科学専攻を受験する上で絶対やっておいた方がいいこと…
それはずばり、指導教員と密に連絡を取る。必要によっては、提出書類の添削をお願いするということです。
大学院入試において、志望する教員に事前にアポを取って、自分の行いたいけ研究ができるのか、その研究室ではどのような研究を行っているのかなどを確認することは多くの受験生が行っていると思います。
しかし、ほとんどの人がここで終わっています。その先、指導教員の方と研究の方針をしっかりすり合わせ、提出書類の添削や作り込みを行っておくことが重要だと思います。もちろん、先生方も本職がありますので忙しい時は相手をしてくれないかもしれませんし、こちらも依頼をためらうときもあるかもしれません。しかし、私は総研大宇宙科学専攻を受ける中で5人の先生にアポをとってお話しさせてもらいましたが、みな学生のことを考え「このように研究してはどうか?」、「その研究なら〇〇先生のほうがいいかも」など有益な意見をくださいました。そして、最終的に指導教員に選んだ先生には提出書類を細かく添削してもらい、4回も面接練習に付き合ってもらいました。それだけ親身になってくれる先生方なので、自分から添削や面接時の想定質問などを聞いてみるといいと思います。
初めましてこんばんは。現在医学部5年の者です。天文学への興味が忘れられず、医師後期研修が終わった段階(29歳〜)で総研大を受験したいと考えております。
恥ずかしながら他学部の世界に関しては全くの無知です。しかもこのブログを読むまで、大学院への進学は 試験や面接がパスできれば良いのだと思っていました。自分の希望する研究をしている指導教員と連絡を取り、提出書類についても相談し、ある程度関係を築いておくのですね。
この上で質問があるのですが、
1) 天文科学専攻を受験したいのですが、医学部卒ではやはり難しいでしょうか。(一般教養の時分に、大学数学や物理は人並みにこなしていました)
2) 主様は社会人3年目、25歳スタートということですが、私のような29歳からのスタートですと、合格に不利ということもあり得ますか。
3) 指導教員の方と連絡をとるには、まずどうすればよいのでしょうか。教員一覧のページに、各教員のメールアドレスが載っているのですが、いきなりそこに連絡しても良いのでしょうか?
右も左も分からない状態で、愚問で申し訳ないです。
ご回答よろしくお願い致します。
こんにちは。
返信遅くなってしまいすいません。ブログチェックしてませんでした。
返信遅くなったので、もう用済みかもしれませんが一応以下に回答しておきます。
回答(1)
私は宇宙科学専攻なので、天文学科の入試については無知な部分がありますが、友達の話を聞いている感じでは、他学部だから試験が不利になるということはないと思います。ただし、天文学科は人気な学科なので毎年25人志望して10人受かるかどうかぐらいなので難関ではありますから、筆記試験対策は重要です。(詳細はこちらhttps://www.soken.ac.jp/outline/dbook/enrollment/)
おそらく筆記試験の方が重要で面接はボーダーの人をどうするかを決めるという感じだと思います。(実際のところはわかりませんが…)
ただし、面接でどのような研究をやりたいかが言えないとマイナス評価な感じがするので、そこは対策が必要だと思います。(強いていうならここが他学部から進学する時に大変なところかもしれません。)
回答(2)
年齢は関係ないと思います。試験で点数が取れるか、どんな研究がしたいのかが重要だと思います。
ただし、やはり面接では「29歳から大学院なんてリスク高くない?」と意地悪な質問をされることは想定しておく必要はあると思います。そこで自分なりの意見が言えれば何も問題ないかと思います。
回答(3)
教員一覧のページにあるメールアドレスにいきなり連絡を入れて大丈夫です。
できれば早めに研究室見学をして雰囲気とかを知っておりたいところです。
以上です。
また、何かあれば連絡くれれば可能な限り回答します。
お忙しい中、ご丁寧に回答していただき本当に有難うございます。
(1)実のところ受験するとなると、就職先の病院や医局の関係(転勤など)で、そもそも無事に職場を辞めさせてもらえるかどうかも不透明です(医師として復帰することになった場合のことを考えると、医師の世界が狭い為せめて円満に辞職したいのです)。また総研大を受験する前提で専門医更新のことも考えると、進める診療科も限られてきます。ですので、この夢を諦める可能性も十分あります。
(2)もし合格した場合、医師向けのバイトがあるので土日の当直等で生計を立てることは可能です。と答えようかと思います
(3)分かりました。ありがとうございます。連絡を取り見学に行くということは、教員の方は私が完全に総研大を目指す腹だろうということでお話しなどされると思います。
見学行ったはものの結局諦める可能性もある中で、今の段階では(卒業までは目下の勉強で手一杯で)連絡を取ったり見学に行くのは難しい気が致します。
ゆえに見学等は卒後になるだろうとは思います。
研究したい内容を絞っていく際は、例えば私は重力波プロジェクトに強い興味があるので、その担当教員に連絡をし、見学しながらお話を聞いて研究内容などを知っていく、という算段でしょうか。
たかさん
(3)に関して
案外先生方は研究室訪問の後学生が入学や受験をしなくても気にしないというかしょうがないと思っていると感じました。
私も5人の先生に相談して最後の先生に今お世話になっています。
なので、もし仕事の関係で受験が叶わなくてもちゃんと選択した結果を連絡すれば問題ないとは思います。
ただ、見学は卒後の方がいいというのも一理ありますし、それでも全く問題はないと思います。
重力波なのですね。確かに今ホットの話題ですね!!
見学して自分がなぜ重力波に興味があるのかを話しながら研究内容をどうするか決めていけばいいと思います。
入学して気づいたのですが、案外入学して1年目とかは研究内容が明確に決まっていない人も多かったので(宇宙科学専攻では)、まずは先生と相談しながら決めていけばいいと思います。
ご回答ありがとうございます。
6年生になり就職先が決まり、卒試が終わってから見学に伺おうと思います。そこで先生とご相談させて頂こうかと思います。(今は残念ながら勉強と実習と病院見学で手一杯なので…。。)
親身に相談に乗ってくださりありがとうございました。
また機会があれば相談させて頂くかもしれません。よろしくお願い致します。
Sd
もしよろしければ回答いただけますと幸いです。
現在大学4年生で、院試で必要な研究計画書の書き方について質問したく存じます。
高校生の時から宇宙分野に関わりたいと思っていて、自分の学科にオーロラの研究をしているところがなかったため、他大学を志望しています。
学部の時の研究(プラズマ関係、半導体電子放出)と志望研究室(主にオーロラの研究)の研究は全く違います。
ブログの作者さんのように、社会人経験も何もないので、研究計画書を書くのにとても苦労しています。
志望研究室の論文や、ホームページ、ニュースなどをできる限り読み、研究内容は理解しました。また、研究室訪問や教授へのメールを通して、今何の研究をしているのか、わからない点を聞いたりしました。
ただ、研究計画を書くとなると、「今の課題が何なのか、何がこの分野に必要とされているのか」細かい所がわからず、内容が稚拙で薄っぺらくなってしまいます・・・
研究室ホームページの内容と同じになり、オリジナリティが出せません。
katoさん
こんにちは。
この質問は総研大入試というか院試全般の質問ですかね?
>ただ、研究計画を書くとなると、「今の課題が何なのか、何がこの分野に必要とされているのか」細かい所がわからず、
>内容が稚拙で薄っぺらくなってしまいます・・・
>研究室ホームページの内容と同じになり、オリジナリティが出せません。
これなかなか難しいですよね。私も全然できてなくて、日々学習中って感じです。
大学ごとに院試で求められるレベルが異なると思うので、詳しいことはいえませんが、例えば志望研究室の卒論や修論などを読ませていただくというのはどうでしょうか?卒論や修論のIntroはこれまでの先行研究や問題点などが明確になっているはずですし、読むべき論文に出会える可能性もあります。
もちろんコピペはいけませんが、この時期から(今年受験ですよね?)当てもなく1から論文探しは大変なので…
最後に、学部と研究が変わる人で、今から自分のオリジナリティを持っている人はなかなかいないと思います(私も「これやりたいな…」くらいでした)。
入試で研究計画書を出したことないので詳しくは分かりませんが、志望研究室の研究を理解し、自分の言葉で論理的に説明できていれば、自己アイデアが少なくても大丈夫だと思います。
以上です。
この秋の総研大、宇宙科学専攻の受験を考えている者です。
いくつか質問があるのですが、よろしいでしょうか。
①パワーポイントでの発表資料について詳しく教えていただきたいです。
②ガイダンスに参加していないのですが、まだ間に合うでしょうか。また、不利になることはあるのでしょうか。
③受験者の総数、倍率を教えていただきたいです。
質問が多くなり申し訳ありませんが、お返事をいただけると幸いです。
こんにちは。
>>①パワーポイントでの発表資料について詳しく教えていただきたいです。
表紙を含めて、4スライド以内、発表時間は5分でした。
しかし、本年度の面接発表の方法が私の受けた時と同じかどうかはわかりません。
まずは、願書を請求して入試の内容について熟知しておくことをお勧めします。
↓以下URL(願書)
https://www.soken.ac.jp/cms_upload/2023SpaceandAstronauticalScience.pdf
>>②ガイダンスに参加していないのですが、まだ間に合うでしょうか。また、不利になることはあるのでしょうか。
間に合うというのは、出願が間に合うかということですか?対策が間に合うかということですか?
上記の願書を見る限り出願は間に合いますし、対策も頑張れば間に合うと思います。
なお、ガイダンスに出ていないから試験で減点になることはありません。
>>③受験者の総数、倍率を教えていただきたいです。
下記の総研大公式HPに記載があります。
https://www.soken.ac.jp/outline/dbook/enrollment/
上記の内容は、私の受験年度のことなので、kmkmさんの受ける試験に対応していない可能性もあります。
鵜呑みにせず、HPや願書を読み込んで対策することをお勧めします。
以上です。入試頑張ってください。
ありがとうございます
言葉足らずで申し訳なかったのですが、スライドの構成をお聞きしたかったです。
他の部分はとても参考になりました!
ありがとうございます♂️
スライド構成としては、以下の流れで書きました。
1ページ目: 行いたい研究の背景
2ページ目: 自分の研究方針(どこに独自性があるか)
3ページ目: 5年間の大学院生活のスケジュール(+どのような研究者を目指すか)
指導教員の先生に一度資料をチェックしてもらうと良いと思います。
面接をするのは総研大の先生方なので、先生目線の指摘がもらえるかもしれません。
そこが心配だったんですよね。
ありがとうございます!
反応が遅れました。返信ありがとうございます!
もう一つ質問があるのですが、天文学専攻と宇宙科学専攻の併願は合否を決めるうえで不利になると思いますか?
不躾な質問で申し訳ありませんが、ご回答いただけると幸いです。
僕は天文学科と併願はしてないので、なんとも言えないですが、普通に考えれば不利になることはないと思いますよ。
筆記が文句なくできていれば、併願でも両方受かると思います。
ただし、宇宙科学専攻の面接で総研大宇宙科学専攻以外の院試状況を聞かれたので、筆記試験がボーダーくらいにいる時は少し影響あるのかもしれませんね。(実のところわかりませんが…)
その時はどちらが志望度が高いかは説明できるようにしておくといいと思います。
面接の発表の際の資料で発表要旨と言うものが課せられていると思うのですが、志望理由書との違いがあまり分かりません。志望理由書の文字数もかなり多かったので書きたいことをほぼ全て書いてしまったのですが、発表要旨にはどのような内容を書かれましたか?
tさん
コメント気づかず大変申し訳ありません。
今年の試験を検討されてた方だと思うので、もう意味がないかもしれませんが一応回答しておきます。
志望理由書はこれまで自分が行ってきた研究やなぜ総研大に入りたいのかなどの熱意を自身の経験をもとに広く示せるといいと思います。
もちろん、やりたい研究の先行研究などを調べた結果も含めて書くといった形だと思います。
発表要旨は予定しているプレゼンで話す内容を文語できちんと書けていれば問題ないと思います。先生方は、どのような発表をするかを事前に知ることに加えて、
論文や学会発表のアブストなどがきちんと書ける人かをチェックするのにも使うと思います。
なので、発表要旨は志望理由書の内容と被って構いませんが、論文や学会発表のアブストなどのように短くかつ明確に書ければ良いと思います。